

hello
「nothing fancy style」は、私の海外生活の中で友達に習った料理をもとにしたり、洋書を参考にしながら料理を再現していきます。Fancyに見える外国のお料理も私の独自のアレンジを加えることで、シンプルでありながら深い味わいにできるよう挑戦し、海外のお料理に興味をもって下さる人の参考になればという想いです。4人の小さい子どもたちも気に入ってくれるのかも試しながら、家庭の食卓に新たな魅力を加えていけたらと思っています。毎日の料理が面倒だと思うことはもちろんありますが、まずは自分が楽しむことを大切に、Nothing Fancyをモットーにブログに綴って行こうと思います。ちなみに私の一番大好きな食べ物は母の握る梅干しおにぎりです。手からでる美味しい愛のようなものをお届けできたらいいなとおもいます。Nothing Fancy!
My story
私は東京のごく普通の家庭で育ちました。家で出てくる食事も普通の日本の家庭で食べられているものだと思います。身体はどちらかというと弱い方で、3歳の頃はで川崎病で長らく入院していたこともありました。小さい頃から食も細く、父には猫の飯の量しか食べないから心配だといつも言われていたのを覚えています。そんな私の父は大工で自営業だったので毎日忙しく朝も早く、夜も一緒に食事をすることはほとんどなかった。今思えば父から母への些細なはからいだったのか、忙しいはずだけど日曜日の朝食だけは家族みんなで野菜をたくさん乗せたトーストを食べる日と決まっていて、その食事自体は特別でなかったかもしれないけれど、その家族一緒にいられる空間が私には特別な時間で大好きだった。特別な食事の時間といえば、私にはNY在住のおじさんがいて、年に一度返ってくる時は親族集まって盛大なお食事会があり、みんなで美味しい日本の家庭料理を囲んでは楽しいアメリカのおみやげ話を聞き、子どもながらにものすごくワクワクし、アメリカへの憧れを抱いていたと思います。そんな素敵な影響を受けたお陰で、将来の進路は迷うことなく自分で決め、高校を卒業後はアメリカ南部アラバマ州の大学に留学をしました。もちろん勉強は大変で孤独な寮生活だったけれど、友達に恵まれ、世界各国の友達とはみんなホームシックにかかりながらもお互いの家庭料理を作りあって励まし合い、とっても素敵な留学生活を送ることができた。同時に食が人に与えるパワーは計り知れないものだというのも知れた大事な時間だった。 大学卒業後はアメリカの航空会社に勤務し、何度も旅行へ行く機会もあり美味しいものを食べ、また仕事柄、外国の方々といろんなお話をする機会も多くその時間はとても楽しかった。私には異文化に触れていられる時間がとっても心地よく感じた。 結婚後は夫の仕事の都合でニューヨーク州、イリノイ州、コネチカット州と引っ越しをしながら、子どもを出産し、お料理も自分だけの食事だったのが、子どもを気遣う食事、家族を気遣う食事と変化していった。 現在は日本に本帰国し滋賀県の比良山系と琵琶湖に挟まれた自然の美しい環境の中で子ども4人と夫とアメリカ生まれの柴犬Kaiくんと日々の食事を楽しみに生活しています。 私の心に深く刻まれていた大好きな人と一緒に過ごした食事時間。自分の子どもにもそんな思い出を残せるように、私のしてきた経験を少しづつ伝えていけるように、この場を借りてブログに綴るという形で残して行けたらと思います。